家計の収支を把握して計画的に貯金する!
住宅ローンの返済が滞ると、住宅ローンの返済の事ばかり考えてしまいますが、それではいけません。
まずは、きちんと家計の収支を確認して下さい。
らこのような状況でも貯金するお金を確保してください。
そもそも払えないから滞納となるのに、貯金する余裕なんてない!と思われるところでしょう。
単純に考えればその通りです。
しかし、今だからこそ貯めるチャンスなのです。
何の事だか?
サッパリですよね?
その理由をご説明いたします。
確保しておかなければいけないお金とは?
このお話での条件は、家を売却して返済するということが前提となります。
滞納してしまい家を売却する事になれば、その売却代金はローン債務に充てられてしまいます。
つまり、手元には残らないという事です。
実際には引っ越し代金に引っ越し先の家賃など、次の生活をするためのお金は必要です。
これが確保しておくべきお金であり、ご自分で貯金しておかなくてはいけないのです。
これを捻出するためにも、この機会に生活をきちんと見直して、立て直さなければいけません。
再出発するための資金
誰もそのような費用は確保してくれません。
もちろん当たり前のように売却代金から差し引いてくれることもありません。
どうやってその資金を捻出するか?
任売であろうと競売であろうと、売却までには早くても半年から1年はかかるものです。
この期間を利用するのです!
競売や売却での手段での解決が決定すれば、債権者に対しての返済は一旦ストップします。
それに、競売であれば、売却までの期間は自宅に住み続けられることができます。
(任売の場合は自宅を明け渡して売りに出すため、あまり期間がありません)
具体的な例
月々12万円のローン返済だったとします。
期間が1年あった場合、これが停止するのです。
12万円(ローン返済分)×12(月)=144万円
もし売却までに1年かかれば、単純に144万円分が貯金できます。
しかし、収入が減るなどして滞納となったのでしょうから、ローン分をそのまま貯金するのは難しいところでしょう。
その場合には、半分の70万円でも貯金してください。
任売の場合でも、返済自体は止まっているのです。
家計の収入に見合った住まいを見つけ、生活費などの支出を整理すれば、貯金はできるはずです。
今後の弁護士費用や引越し費用として、その間にできるだけ貯金をしましょう。
その際の注意点
万が一それが見つかれば、差押えられてしまうこともあります。
両親や親戚に預けるとか、現金で隠すなどの工夫が必要です。
任意売却をする場合
交渉次第では引っ越し費用などを確保できることもあります。
銀行への返済や不動産業者への支払を差し引いても、数十万円から数百万円のお金が手元に残るケースもあります。
しかし、そういったお金への期待は持つべきではありません。
先ほども説明しましたが、再出発するためにも家計の収支を整理してください。
その中から次のための資金を用意するようにしてください。
何も考えず同様の暮らしをしていると、家を取られたうえに、現金を持ち合わせていないなんていう悲惨な状況となってしまいます。
こういったプランもとても重要となります。
専門家に相談することをおすすめします。