詐欺被害を回避するポイントは相談です!被害を取り戻す方法や手口を知って対処する

2020年1月から警視庁は「特殊詐欺」という名称を作って、複雑化した詐欺の取り締まりを強化しています。

 

10個の型に分類しています。

  • オレオレ詐欺
  • 預貯金詐欺
  • 架空料金請求詐欺
  • 還付金詐欺
  • 融資保証金詐欺
  • 金融商品詐欺
  • ギャンブル詐欺
  • 交際あっせん詐欺
  • その他の特殊詐欺
  • キャッシュカード詐欺盗(窃盗)

参考:特殊詐欺とは〜警視庁

 

一昔前のようなシンプルなだましではありません。

 

とても複雑になっていて、年配者だけでなく、誰がだまされてもおかしくない状況なのです。

 

そして、このような詐欺を働く集団の特徴は、逃げ足が早いということです。

 

特殊詐欺被害を受けたとき、一番に大事なことは逃げられないことです。

 

逃げられないための対応こそが、被害を取り戻すことにつながります。

 

「これって詐欺かな?」と自分だけで悩んでいる時間はありません。

 

少しでも、お金を騙し取られていると感じたら、弁護士の無料相談窓口を利用して、専門家へ相談することをおすすめします。

 

まずは、弁護士へ相談よりも自分で情報を集めたいという方に向けて、色々な詐欺の手口から紹介していきます。

 

後半には、弁護士の選び方や注意点も紹介していますので、そちらも読んでみてください。

 

今すぐ無料で詐欺被害を相談するならこちら

 

1. お金を請求されている!真っ先に詐欺を疑いましょう

 

一言に詐欺と言っても、色々な種類がありますし、手口も一つではありません。

 

詐欺

更に!

 

常に手口を変えてきます。

 

そこで、よくあるケースをご紹介します。

 

あなたに起こった出来事が詐欺かどうかを判断する目安としてください。

 

1-1 出会い系絡みでお金を請求されたり、要求されている

女性の方!

 

副収入-メル友募集ー 1日10分でー生活にゆとりを
未経験者OKー女性限定ーおでかけのついでにお小遣いを稼げる
私にもできた‐こんなに簡単に稼げる方法があったとは!

 

このような誘い文句をSNSやFBで見かけた事がありませんか?

 

または、異性からメールが送られてきたことがありませんか?

 

これは女性をターゲットにしている副業詐欺の手口です。

 

登録するとお金持ちを名乗る異性から支援の話や悩み相談のメールなどが届きます。

 

しかし、それに乗ってしまうと・・・。

 

高額な請求をされることになります!

 

男性の方!

 

男性をターゲットにしている出会い系登録料無料サイトもにもまだまだ注意が必要です。

 

「無料!料金はかかりません」という謳い文句についつい乗ってしまうと…

 

女性から「相談に乗ってほしい」「助けてほしい」などと何だかんだと有料出会い系サイトへ招待されてしまいます。

 

この手口もまだまだ無くなっていません。

 

「無料」という言葉にのって気軽に登録するのは注意が必要です。

 

ネットを見る人

更に!

 

SNSや出会い系で知り合った方にお金を貸してしまった方はいませんか?

 

そのお金、戻ってきましたか?

 

因みに、いつになっても戻ってこない可能性は大きいですよ!

 

これも出会い系詐欺の手口ですから、詐欺を疑ってください。

 

出会い系サイトサギの巧妙化した手口

1-2 ●●で勝てる!必勝法を受け取るためにお金を払っていませんか?

  • 競馬
  • パチンコ
  • 競艇
  • ロト6など・・。

 

必ず勝てる情報やソフトを買ってしまった方…

  • そのソフトや情報を使って本当に儲けることができましたか?
  • セールス文句通りのソフトや情報でしたか?
  • 購入したソフトや情報は手元に届きましたか?

もちろん、中には説明にある通りで期待していた結果を残せるソフトもあります。

 

しかし!

 

ほとんどのソフトや情報は過剰な期待を抱かせるような説明をしているにも関わらず、成果を出せないソフトや情報ばかりです。

 

それを上手いこと言って購入させるというのがこの詐欺の手口なのです。

 

信じた自分が悪い、いい勉強になったなどと泣き寝入りしないでください。

 

パチンコ攻略を餌にする詐欺の手口

 

ロト6予想ソフト詐欺の手口

 

競艇情報詐欺の手口

 

競馬情報詐欺の手口

 

競馬予想ソフト詐欺の手口

 

1-3 儲け話に乗っかってお金を支払っていませんか?

 

ここ近年は、未公開株、転換社債といった儲け話を利用した詐欺も多くなっています。

 

金融庁でも以下のような誘いには注意して下さいと呼び掛けています。

 

上場間近値上がり確実発行会社との強いコネにより入手貴方だけに特別に譲渡します

 

このような情報を持ちかけ株を購入をさせるのが手口ですが、残念ながら・・・

 

そのようにして買った株が上場する可能性は低いと言えます。

 

最悪の場合は株券すら送ってこないというケースもあります。

 

未公開株詐欺の手口

・懸賞サイト詐欺の手口

懸賞商品

副業として「懸賞で稼げる」という手口の詐欺も出ています!

 

出会い系サイトと裏で繋がっており、「知らないうちに有料出会い系サイトに登録してしまう」という方法です。

 

つまり、懸賞サイトへ登録しただけなのに、高額な請求をされることになります。

 

懸賞詐欺の手口!懸賞サイトの登録に注意

・打ち子詐欺

 

パチンコの打ち子の募集には注意が必要です。

 

打ち子としての技術を身につけさせる目的で、教材を購入させたり、研修費を振り込めと指示されます。

 

打ち子モニター募集詐欺の手口

 

その分の費用は、「現場で取り返せる」などと上手いことをうたっていますが、全くの嘘です!

 

なお、こういったお金の儲けを餌にしているものは他にもありますが、殆どが詐欺だと疑っていいでしょう。

 

もしも既に乗っかってしまってお金を支払ってしまった場合には、相手が逃げる前に専門家に相談するべきです。

 

【電話一覧】詐欺被害の無料相談を活用して被害を取り戻す

1-4 「運気が上がる」などと言われて商品を購入していませんか?

・開運詐欺や霊視商法

 

人の弱みに付け込んで運気をあげる品々を買わせるという詐欺です。

 

また、嘘でたらめを並べて嫌な運気だと信じ込ませ、その嫌な運気を消し去るために開運商品を買わせるという手口も同様に詐欺です。
「能力が上がる」
「運気がアップする」
「金運に恵まれる」
「負のサイクルから抜け出せる」

 

残念ですが、このような事を言われて勧められた商品を買っても何も変わらないでしょう。

 

むしろ、すぐに詐欺だと察知して断ってください。

 

開運商法による詐欺の手口

・開運関連の商品を購入してしまった方

 

この手の相手はわりと堂々と詐欺まがいの事を行っています。

 

逮捕されたケースも少なからず出ていますので、諦めずに専門家に相談するべきです。

 

1-5 高齢者の方必見!見知らぬ人から上手い話を持ち掛けられていませんか?

 

高齢者の消費者被害もなかなか減っていないのが現状です。

 

基本的には、電話を使って商品を販売する手口です。

 

強引に話を勧めたり、身分を偽たり、ウソの説明をして購入させます。

 

全国の国民生活センターにも多くの相談が寄せられています。

 

同じような例が掲載されていないか確認してみることをおすすめします。

 

参考:高齢者の消費者被害〜国民生活センター

 

・高齢者を騙す手口の特徴〜健康や財産に関するサービスの提供

 

自宅にいる高齢者に対して、電話や家庭訪問販売などで商品やサービスを販売する手口です。

 

健康や財産に関連した詐欺が多いようですので、騙されないように注意しましょう。

 

また、詐欺の被害に遭わないためには情報を得ておく事も必要です。

 

先ほど紹介した国民生活センターからの情報や、各警察本部から出されている詐欺情報をご覧になることをオススメします。

2. 詐欺だと感じた際の対処!弁護士にすぐに相談する

 

詐欺かもしれない!

 

騙されている?

 

ほんの少しでもそう感じたら、弁護士にすぐに相談してください。

 

一人では、冷静な判断ができないほど巧妙な手口になっています。

 

ほとんどの人が、「これは詐欺ではない、本当にお金を払わないといけないことだ!」と思い込まされてしまっているんです。

 

冷静ではない状態のままお金を振り込んでしまうのです。

 

後になってから、詐欺だと気づくほど上手にだまします。

 

では、だまされてしまったら、何をしたらいいのか。

 

すぐに弁護士に相談してください。

 

詐欺とのやり取りのメールや資料があれば集めて相談の際に持っていきましょう。

 

電話でのやり取りだった場合には、会話の内容を簡単にメモにして持参してください。

 

また、時系列表を作成しておくと弁護士もすぐに把握ができますし、相談がスムーズに進みます。

 

時系列表とは、以下のようなものです。

 

【電話一覧】詐欺被害の無料相談を活用して被害を取り戻す

3. 弁護士なら誰でもいいの?詐欺に強い弁護士へ依頼する

 

弁護士に相談するといっても、詐欺に強い弁護士に相談してください。

 

詐欺に強い弁護士であれば、詐欺会社の情報を持っていて、会社名を言えばすぐにわかる場合もあります。

 

また、専門家はなんども返金の交渉をしているので、相手が嫌がるポイントを知っています。

 

詐欺に詳しくない弁護士がやることといえば、詐欺の相手がどんな相手かどうかも分からず、内証証明郵便を出すだけで終わりです。

 

せっかく費用を払ったのに、相手に届くこともない意味のない郵便を出すだけになってしまいます。

 

詐欺を専門にしていない弁護士ができることはそれしかないのです。

 

内容証明郵便を出すだけなら、相手の住所さえわかれば誰でも、自分でもできますから、費用の無駄になってしまいますね。

 

詐欺被害分野に注力する弁護士に依頼することが最大のポイントです!

3-1 詐欺に強い弁護士を見つけるなら弁護士一覧を活用する!弁護士の選び方

 

被害を取り戻すには、詐欺を専門にしている弁護士に依頼するのが一番です。

 

スピードが勝負ですから、何をするべきかをきちんとわかっている弁護士が必要ですよ。

 

また、以下のことも弁護士を選ぶ際には確認してください。

  • 即日の法律相談が可能か
  • 夜間対応してくれるのか
  • 土日も対応してくれるか

自分の都合にあう弁護士を探すこともポイントです。

 

とにかく、すぐに対応してくれるところに相談してくださいね。

 

4. 騙されたお金は取り戻せるの?


取り戻せる可能性はあります。

 

ただし、いくつかの条件があります。

 

それは、
相手を特定できるかどうか!
振り込んだ口座に残高があるかどうか!

 

これが大きなポイントになります。

 

弁護士は依頼を受けると相手を特定するために調査を行います。

 

(調査には相手の情報が必要です。相手の電話番号や携帯電話番号、口座など、どんな詳細な情報も控えておきましょう)

 

相手を特定できれば、交渉なり裁判が可能となり取り戻せる可能性も高くなります。

 

同時に振り込んだ口座の凍結を行います。

 

相手がが引き出す前または口座に残高があれば、取り戻すことが可能となります。

 

4-1 どのようにして取り戻すの?具体的な例

 

振り込め詐欺救済法(犯罪利用預金口座等に係る資金による被害回復分配金の支払等に関する法律)によって、振り込んだ先の口座をもつ銀行は凍結する手続きを行います。

 

この凍結によってその口座を持っていた方の権利はなくなり、預金保険機構から資金分配の申請の公知がされます。

 

期間内に申請を行えば、口座にある資金が分配されて被害者に返還されることになります。

 

参考:犯罪利用預金口座等に係る資金による被害回復分配金の支払等に関する法律

4-2 どのように対応してくれるの?弁護士へ相談した場合の流れ

 

弁護士は、詐欺被害の相談をされると、

  • それが詐欺かどうか?
  • 取り戻せる可能性があるかどうか?

を判断することになります。

 

相談者としてみれば、その判断や見解を聞いたうえで依頼するかどうかを決めることになります。

 

また、詐欺被害の相談から解決までの流れは以下のとおりとなります。

 

詐欺

 

4-3 費用はどれくらいかかるの?

詐欺の種類にもよりますが、一般的に詐欺被害での弁護士費用は、一般的な民事事件と同様となっています。

 

相談料を無料としている弁護士が多くなっています。

 

依頼することになれば着手金・報酬金という費用は発生します。

 

ただ、報酬についてはポイントがあります。

 

それは、基本報酬があるかどうか?です。

 

この基本報酬とは、

 

被害額を取り戻せなかった場合にも発生する費用となります。

 

これに対して、取り戻すことが出来た場合だけ報酬が発生する成功報酬というものがあります。

 

つまり、取り戻せなかった場合には報酬金は発生しないということになります。

 

そして、弁護士によっては、成功報酬のみの費用体系にしている場合もあります。

 

取り戻すことが難しい詐欺被害の場合、成功報酬としている弁護士を選ぶのがポイントです。

 

また、最近では、事件の特徴から相談料を無料、着手金を安めにしている弁護士も多くなってきています。

・弁護士に依頼した場合の費用の相場

 

日本弁護士連合会が弁護士にアンケート調査したところ

 

着手金 20万円前後
取り戻せた場合の報酬金 30万円前後

参考:アンケート結果にもとづく市民のための弁護士報酬の目安〜日本弁護士連合会

 

このような調査結果が出ています。

 

これを一つの目安にするといいでしょう。

 

しかし、先ほどもお伝えした通り、一言に詐欺被害といっても様々な詐欺があります。

 

そのため、個別のケースによって解決方法や手続きに違いが出るため、費用もケースによって異なります。

 

案件ごとに弁護士が判断することになりますから、相談の際に聞いておくといいでしょう。

 

5. 弁護士と警察、どちらに相談したほうがいいの?

 

詐欺かなと思ったら、警察署に相談したほうがいいのか?という質問をよく受けます。

 

とにかく被害を取り戻したいなら、まずは弁護士です

 

警察は、一人から詐欺の相談をされても、それが詐欺かどうか分からない場合だと動いてくれません。

 

詐欺だと確定するまでにも時間がかかります。

 

ケースによっては、素人が行っても警察が相手にしてくれず被害届や告訴状を受理してくれない!ということもありますよ。

 

ちなみに、「被害届」だけだと、警察には捜査義務が生じません。

 

それでは逃げられてしまうため、詐欺の被害は取り戻せません。

 

ただ、同じ相手から被害を受けた人を集められるなら、警察が動いてくれる可能性はあります。

 

ケースによっても異なりますが、多数の被害者がいるとわかっている場合には、告訴状を受理してくれる可能性があるので、弁護士と同時に警察にも報告してください。

 

告訴状を受理してもらえれば、捜査の義務が生じます!

 

なお、多数の被害者がいるのに、「告訴状を受理してくれなかった」という場合には、弁護士に相談してくださいね

 

弁護士から警察に告訴状を出してもらうこともできますし、弁護士に出してもらえば受理してくれる可能性も高くなります。

 

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