持家(マンション)をできる限り高く売る!

住宅ローンの返済が滞ると、最終的にはどうなるのか!?

 

まずはそれを知っておくべきです。

 

住宅ローンを組むと、銀行や保証会社は抵当権を設定します。

 

・借りたお金が返せない。
・債権者が貸したお金の回収が困難になった

 

この場合、担保権である抵当権を実行して家は競売にかけられます。

 

 

このように、債権者は競売という売却方法で貸したお金を取り戻すのです。

 

一方、任意売却というのがあります。

 

これは、所有者と債権者である銀行が協力して、裁判所の介入無しに家を売ることを言います。

 

なお、協力という表現をしましたが、実際のところは「債権者の同意を得て」という感じになります。

 

競売同様に家を売ってそのお金をローンの返済にあてるのです。

 

ただし、競売では持ち主の意思に関係なく買い叩かれてしまう!

 

その点、任売は所有者の意思において、出来るだけ高く売れるように一般の不動産流通市場で売ります。

 

その場合、債権者に相談して、同意を得て行う事になります。

 

 

では、更に詳しく任意売却について説明していきます。

 

任意とは、自分の意思で自分の持ち物である土地建物を売却するということになります。

 

つまり、普段、街で見かける不動産屋の窓ガラスなどや新聞の折り込みチラシなどの物件情報、そういった場所において中古物件として販売されることになります。

 

ここでポイントなのが、「普通の市場で販売される」ということ!

 

物件販売において普通の市場以外にどんな市場があるのか?

 

と疑問を持たれることでしょう。

 

それは、競売として販売される市場があるのです。

 

競売物件として販売される市場は、なかなか一般の方が見る機会はありません。

 

基本的には業者の方々が競売に参加されて落札しています。

 

もちろん、一般の方=素人でも競売に参加されることは可能ですが、訳あり物件的な要素があるため、一般の方の参加は少ないのが実情です。

 

そのため、売りに出される価格の相場も一般の市場とは比べ物にならず、価格は低くなっています。

 

競売で落札されるのは、一般の市場の5〜7割程度の金額です。

 

一方、任意売却の市場は、先ほども説明しました通り、一般の方が目にすることができる大きい市場となります。

 

任意売却の市場のほうが高値で売れる可能性もあります。

任売を考えている方へ

住宅ローンを支払えなくなったら!

 

まずは家を手放す覚悟をしてください。

 

売る覚悟がないと、「どうせ手放すんだ。もうどうでにでもなれ…」という考えると結果的にもったいないことになるからです。

 

それは、競売よりも一般の不動産流通市場で売る任売のほうが、絶対にメリットが大きいと言えるからです。

 

任売を考えている方へ

 

まずは、不動産登記簿謄本を取得して債権者を確認して下さい。

 

不動産登記簿はどこを見たらいいの?登記簿謄本の見方について

 

売却するためには、土地や建物に抵当権を設定している債権者の合意が必要となります。

 

その数が多い場合、あなた自身=素人が合意を得たり、売却金額の配分を考えたりするのは難しいと言えます。

 

このような場合には、信頼できる専門家にご相談することをお勧めします。

 

また、住宅ローン以外にも借金などがある場合、金銭問題を一気に解決するためにも、弁護士や任売業者に相談するのが一番です。

 

なお、債権者が銀行1社だけ、他に借金もない、という状況の方でも無料相談などを利用して専門家に相談してみるといいでしょう。

 

自宅を売らずにすむ方法があるかもしれません。

 

 

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